いくりんのブログ

つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

性別役割分業観(separate spheres)の簡単な再考  

男女関係は、生物がオスとメスという二項に分類されているということから来る不可思議な関係であり不可避的な問題である。と言うといささか問題があるかもしれない。性自認については近年LGBTQに関する理解が広まり、男と女を単純に二項対立で語ること自体が…

3-2は1だけど3-1は2だ。だからどうというわけではない。ただ、この数式に込められた意味合いは気になる

こんにちは。お久しぶりです。ついに私もゴールデンウィークに突入しました。コロナの影響でなかなか外に出られないので、窮屈な感じはありますが。最近は基本的に在宅勤務体制で会社には行かないはずが、社内でしかできない仕事が立て込んだため、想像以上…

守屋茜のこれから

こんにちは。COVID-19の影響はますます拡大しているようで、少しばかり鬱屈した日々を過ごしております。まだ、持ちこたえている方なのかもしれませんが、予断を許さない状況ですね。東京は特にそういうムードが強いような気がします。 先日、BUBKA5月号を購…

コロナショックにより顕在化しつつある・・・

○はじめに 新型コロナウイルスの影響で街中から人が消えた。様々なイベント自粛要請や公立小中高の臨時休校など、方法論の問題や意思決定のプロセスの問題はあるにしろ感染症予防や拡散防止のためには必要な対応だったと思うし、国民、市民の健康が脅かされ…

DASADAのダサさが良いじゃない

こんにちは。3月になり、春の気持ち良い空気が感じられる日もありますが、新型コロナウイルスの影響もあって、街は少し寂しい雰囲気があります。ビジネスパーソンの飲食店での出入りさえ以前よりも少なくなっていることを実感します。混雑せずに食事がすぐで…

背中をさすりながら気持ち良さげに笑う。

背中をさすりながら気持ち良さげに笑う。 前を向くのなら、希望のある未来を想像したい。優しく背中をさすりながら、前を向く人の耳を上から眺める。眺めるだけで、その奥に何か異次元の空間が広がっていて、不思議な世界を共に体験をすることはない。首のあ…

愛を伝えたいだとか

愛を伝えたいだとか言っても、伝えたところでどうなるのかという話である。 「愛してる」という甘ったるい大人の響きは、どうしてもアイドルにも恋人にも似つかわしくない。なぜなら、愛してるという言葉は本当に愛してるから出てくる言葉ではないからだ。本…

近代イギリスにおけるジェンダーと人種の話

近代イギリスにおけるジェンダーは女性参政権の議論や選挙権に関わる市民権の視点から浮き彫りになる階級対立とその鎮静化の問題、家庭における男女関係のあり方、「領域分離」論の正当性、ホモ・ソーシャルな領域と帝国、男らしさの文学における表象など様…

幸せの感情

働き始める前、猛烈な失望感に苛まれていた頃、自分自身を守るために、あまり考えもしなかった心境に至ることがあった。それは、過去に誰かとともに生きる営みを幸せに思えた自分は本当は不幸せで、今絶望的に苦しいと思う自分は間違っていて、自分自身に向…

ソンナコトナイヨの世界(仮)

明日2月19日(水)に日向坂46の4thシングル「ソンナコトナイヨ」がリリースされます。めでたい!!!!! 推しメンが活動休止中にもかかわらず、何もなかったようにさりげなく遠い場所から見守ってきた私ですが、今回のシングルは好きです。ドレミと同じぐら…

議論の難しさ

こんにちは。最近、とっくの昔に壊れた電子レンジをやっと処分しました。とっくの昔に使えなくても今まで困らなかったので電子レンジが無くても生活できるということらしいです。冷凍食品とかを解凍して食べるなら別ですが。というどうでもいい話。 最近メン…

長沢菜々香が感じる“今”

こんにちは。昨日BLT graphを購入しました。最近アイドル雑誌を買っていなかったのですが、金村美玖ちゃんの表紙に惹かれたのと、長沢菜々香ちゃん(以下、「なーこちゃん」という。)のグラビア&インタビューは今の欅坂46を知る上でも貴重なものになるだろ…

好きだった彼女とは付き合うことはない

彼女は、東京の大学に進学し、特定の学問について学んでいた。当時はまだメールが主流の時代だったから、幸運なことにメル友みたいなものになった。友達になることなんて簡単かもしれないが、好きという感情が空中分解して精神的に不安定な状態にもなりやす…

日向坂46における「ハッピーオーラ」の変容とその受容

はじめに 2018年12月12日と13日に行われた、ひらがなくりすますが活況を呈し、2018年は武道館で始まり武道館で終わる形となったひらがなけやき(当時)。2019年はさらなる飛躍を目指し活動に当たっていた彼女たちに告げられた改名は躊躇いと期待をもって迎え…

ツブレル

つぶれそうなまでの問題を抱えながら生きていきたくはない。つぶれてしまえばまた一からやり直せばいいとは言うものの、それが周りに与える負の影響は大きい。 企業に所属していると、その企業の業績がどうなっているか、何となくでも把握しているものだ。売…

ホントの時間

淡い恋心を抱いた若い男女がいる。二人がどういう関係にあるのか、まだ誰も知らない。 夕暮れ時、思い思いに街に繰り出した男女が偶然たまたま出逢う瞬間、どことなく心踊らされる。お互いの趣味やちょっとした日々の思いつきの話に花を咲かせていると、気付…

こんなに好きになっちゃっていいの?

すごく久しぶりにブログを書くことになりました。日向坂46の3rdシングル「こんなに好きになっちゃっていいの?」が発売されたことに喜びを感じております。9/26には3rdシングル発売を記念してさいたまスーパーアリーナでワンマンライブが開催されました。私…

見えないものを理解する難しさ

しばらくブログを書いていないことをメール通知で知らされたわけですが、どうも最近はいろいろやることがあって書いていませんでした。この期間、平日の仕事に対して、休日は東京、大阪、観音寺(香川)、笠岡(岡山)に行っておりました。帰省であったり、…

やさしさが邪魔をする

どこかで聞いたことのあるタイトル、どこかで聴いたことのあるメロディー、どこかで訊いたことのある別れ話である。 何気ない日常を過ごすそのカップルはお互いのことを理解していることからくる一定の余裕が感じられる。彼は彼女の理解者で彼女を心から愛し…

アイドルさんについて

こんにちは。非常に気楽な文章も書いていこうかと思います。 日向坂46の2ndシングル「ドレミソラシド」が7/17に発売されますね!デビューシングルが3/27だったので、もう来たかという感じです。センターは前回に引き続き小坂菜緒ちゃん。可愛いですよね。握…

男性性と歴史研究

前回、大学で西洋史を学んでいたときに興味を持ったのがmasculinity「男性性」という話をしました。今回、この男性性について少しだけ掘り下げてみます。 私たちが普段の生活で男性性という言葉を使うことは滅多にないと思います。「あの人の男性性はどうか…

ジェンダーと歴史学

私は大学時代、西洋史について研究していました。西洋史は高校で学ぶ世界史のなかでヨーロッパを中心とした地域の歴史と考えていただければ良いと思います。もちろん、西洋史という表現は日本から見た相対的な尺度ですので、西洋史は日本固有のものです。ヨ…

影山優佳さんと日向坂46(後編)

あれから半年が経過し、ひらがなけやきを取り巻く状況は大きく変わった。ひらがなくりすますのアンコールからライブに参加した三期生の上村ひなのを加えたひらがなけやきは2月11日の建国記念の日の衝撃的なSHOWROOM配信をもって大きく世間的に羽ばたいていく…

影山優佳さんと日向坂46(中編)

気付けば二期生の台頭がめざましい。突然のドラマワークショップから、ドラマ、舞台、バラエティと着々と力を付けてきた二期生の存在は、長濱ねるが抜けた衝撃を遠い過去のものにした感がある。思えば長濱ねるありきでスタートしたこのグループがここまでの…

影山優佳さんと日向坂46(前編)

少し前にはなるが、昨年の年末にひらがなけやき(現日向坂46)のクリスマスライブを見に行ってきた。それに際して、年末に「ひらがなけやきと影山優佳」というタイトルでちょっとした気持ちを綴っていた。今回からはそれらを紹介しながら、影山優佳というア…

出逢うべくして出逢う存在

人生において、師と呼べるような人との出会いは非常に重要だと感じる。 自らの能力を引き出してくれる働きかけはもちろん、直接的な働きかけがなかったとしても、この人といると不思議と力が引き出されていく感じ。そんなありがたい存在に巡りあえたら幸せな…

はじめまして

はじめまして。 ブログを始めることになりました。いくりんです。簡単に自己紹介すると、京都のしがないサラリーマンで、面白い仕事をしています(それについては今後触れようかと思います)。 音楽やアイドル、勉強、研究、資格等にも関心があります。これか…